セメント系外壁

セメント系の外壁塗装をする際、まずは事前に十分な調査を行うことが重要です。セメント系外壁においては、基材の劣化にさまざまなパターンがあります。そのため、塗り替え前に適切な補修をすることがセメント系外壁の塗り替えの第一歩です。

補修が済んだら、いよいよ塗り替えとなるわけですが、セメント系外壁の塗装の際に気を付けてほしいのが「アルカリ骨材反応」です。アルカリ骨材反応とは、セメントに含まれる水分が水酸化イオンによって強アルカリ性となり、同じくセメントに含まれるシリカと化学反応を起こして固まりながら膨張するという現象です。

このアルカリ成分は、コンクリート強度を維持する役割がある鉄筋をサビから守るという大切なものですが、塗膜にはあまり良いものではなく、むしろ悪い影響を与えてしまいます。

アルカリ性に弱い塗料(フタル酸系等)を使うのは絶対に止めましょう。それだけでなく、塗装時には塗料のPh値を9以下にしておくと万全です。また、基材に含まれるアルカリ成分に塗料が付着してしまうのを避けるため、塗膜の下にシーラーを塗ることも忘れてはいけません。シーラー塗装は吸い込みの均一化と塗膜の密着力の向上という効果もあります。